美容師歴20年以上。個人サロンで、アウトバスケアやアイロンの使い方についてのご相談を数多く受けてきました。「何を買えばいいかわからない」という声をきっかけに、公式情報にもとづいた正しい使い方をお伝えしています。
「アイロンの前に何かつけたほうがいいですか?」——本当によくいただく質問です。今回は、その候補としてよく名前が挙がるナプラ N.(エヌドット)シアオイルについて、公式サイトに書かれていることと、書かれていないことを分けて整理します。
この記事のポイント
- N. シアオイルの公式スペック 容量・価格・公式の説明文
- 「超高圧処理した3種の植物オイル」とは 公式が挙げている特徴
- 公式が示している使い方 タイミングとプッシュ数まで明記されています
- 「熱保護」とは公式に書かれていません ここは正直にお伝えします
- シアオイル・シアミルクの違い 同じシリーズの使い分け
ナプラ N. シアオイルとは
正式には「N. シアオイル」。公式サイトでの分類は「洗い流さないヘアトリートメント」「アウトバスオイル」です。
公式サイトの説明はこうです。
「超高圧処理した3種の植物オイルが髪の芯からうるおす、軽くサラッとした使い心地のアウトバスオイル。みずみずしい潤いで満たして健やかなハリ髪へ整えます。」
容量と価格は150ml/2,600円(税別)。公式サイトには「※製品はすべて美容室専売品です。」と明記されています。
公式が示している使い方
ナプラ公式の使用方法は、次の内容です。
・タオルドライした髪になじませる
・ダメージが気になる部分を中心になじませる
・そのあとドライヤーで乾かす
量の目安も公式に書かれています。ショート2プッシュ/ミディアム3プッシュ/ロング4プッシュです。
ポイントは「タオルドライした髪」という指定です。乾いた髪の仕上げ用ではなく、お風呂上がりに使って、そのまま乾かすのが公式の想定です。ここを間違えると「なんとなくベタつく」という結果になりがちです。
「アイロン前の熱保護」は公式に書かれていません
ここは正直にお伝えします。N. シアオイルについて、ナプラ公式サイトに「熱から守る」「ヒートプロテクト」といった記載はありません。
公式が書いているのは「うるおす」「みずみずしい潤いで満たして健やかなハリ髪へ整える」という保湿・質感の話です。ネット上には「アイロン前の保護に」という説明も見かけますが、少なくともメーカーがうたっている効果ではありません。
そのうえで美容師としての意見を言えば、タオルドライ後になじませてから乾かすという公式どおりの使い方をすれば、乾かす前の髪が保湿された状態になるので、結果としてアイロンを通したときの手触りは変わります。ただしそれは「熱から守る効果がある」という話とは別のものです。
アイロンの温度について、サロンでお伝えしていること
ここからは公式の記載ではなく、私がサロンでお伝えしている目安です。
カラーやパーマをしている髪なら、アイロンは160℃前後、同じ場所に長く当てない。これだけで毛先の傷み方はかなり変わります。温度を上げて一度で決めようとするより、低めの温度でゆっくり通すほうが結果的にきれいです。
N. のアウトバスは3種類。どう選ぶか
N.(エヌドット)のアウトバスにはシアオイル/シアミルク/ナリッシングオイルがあります。公式のコピーは「"さらつや"も、"ふわしと"も。」。
シアオイルは公式説明にあるとおり「軽くサラッとした使い心地」。重いのが苦手な方、細い髪の方に向きます。しっとりさせたい方はシアミルクのほうが合いやすいです。
なお香りについては公式サイトに記載がありません。ポリッシュオイルのように香りが前面に出ている製品とは違う位置づけだとお考えください。
ナプラ N. シアオイルアウトバスオイル・美容室専売品
公式説明は「超高圧処理した3種の植物オイルが髪の芯からうるおす、軽くサラッとした使い心地のアウトバスオイル。みずみずしい潤いで満たして健やかなハリ髪へ整えます。」。150ml/2,600円(税別)。使い方はタオルドライした髪にダメージ部分を中心になじませ、ドライヤーで乾かす。目安はショート2・ミディアム3・ロング4プッシュ。香りは公式サイトに記載がありません。美容室専売品です。
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