美容師歴20年以上。個人サロンで、「作り込みすぎず自然に見せたい」というご相談を数多く受けてきました。スタイリング剤は公式が示している使い方どおりに使うのが一番きれいだと考えていて、メーカー情報にもとづいてお伝えしています。
「オイルだと重い」「ワックスだと固まりすぎる」——その中間を探している方に知ってほしいのが、ミルボンのニゼル ドレシア ジェリーシリーズです。公式のコピーは「キラッと輝く濡れたような質感を求める方へ」。今回はその真ん中のタイプ、ジェリーMを取り上げます。
この記事のポイント
- ジェリーMの公式スペック 容量・価格・セット成分・香り
- 「Wヴェール」という考え方 2種類のツヤ成分で輝きを出す
- S・M・H の違い 公式説明を並べると一目でわかります
- 公式の使い方は3ステップ 乾いた髪に1〜3プッシュ
- つける量で質感が変わります これも公式が書いていること
ニゼル ドレシア ジェリーMとは
正式名称は「ニゼル ドレシア ジェリーM」。ミルボン公式オンラインストアでの説明はこの一文です。
「トップからの軽やかな動きを表現するクリームジェリータイプのスタイリング剤。」
シリーズ全体のコピーは「濡れたような質感とラフな動きを両立させたニゼル ドレシア ジェリーシリーズ。」。つまり、ツヤ感と動きを同時に出すためのスタイリング剤です。
容量と価格は90g/2,178円(税込)。公式に「ミルボン製品はヘアデザイナーのアドバイスにより、ご使用いただく美容室専売品です。」と記載されています。容器はエアレスポンプ式です。
「Wヴェール」——ツヤの正体
ジェリーシリーズの特長として、公式はこう説明しています。
「2つのヴェールが生む、キラッとした輝き」
「ツヤ成分ゴールドキャンデリラ※1とシュガースクワラン※2の2種類のヴェールがそれぞれ強い反射光を生み出し、『キラッと輝く濡れたような質感』と『動き』を表現します。」
(※1 キャンデリラロウ、セテス-10、水/※2 スクワラン)
ツヤを出す成分をひとつではなく2種類重ねている、というのがこのシリーズの考え方です。
ジェリーM だけのセット成分
ミルボン公式のWEBマガジンには、タイプごとに違うセット成分が明記されています。ジェリーMは「スプリングフィットポリマー」((アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP)で、「弾力のある動きを表現するために」配合されていると説明されています。
香りは「フルーティーフローラル」
公式表記は「フルーティーなさわやかさとローズブーケの華やかさを表現したフルーティーフローラルの香り。」。公式マガジンにはもう少し詳しい説明もあり、つけたてはラ・フランスとシトラス、時間が経つとジャスミンやスズラン、ローズやライラック、最後はムスクやアンバー、ウッディ、ピーチと変化していく香りだとされています。
S・M・H、どれを選ぶか
ジェリーには3タイプあります。公式の説明文を並べると違いがはっきりします。
・ジェリーS(オイルジェリー)……「しなやかなまとまりを表現するオイルジェリータイプのスタイリング剤。」
・ジェリーM(クリームジェリー)……「トップからの軽やかな動きを表現するクリームジェリータイプのスタイリング剤。」
・ジェリーH(ワックスジェリー)……「しっかりとした動きを出す、ワックスジェリータイプのスタイリング剤。」
3タイプとも90g/2,178円(税込)で同価格です。公式は「スタイリング力の違いによって3つのタイプから選ぶことができます。」と説明していて、選ぶ軸は髪質ではなくスタイリング力だとしています。
なおS・M・Hがそれぞれ何の頭文字なのか、公式サイトに明記はありません。同じく「どんな髪質向けか」も公式には書かれていません。
公式が示している使い方は3ステップ
ミルボン公式の使用方法は、S・M・H共通で次のとおりです。使用量目安は1プッシュ〜3プッシュ。
1. 手に伸ばす——「ドライ状態で適量を手に取り、両手を揉み込むようにして手のひらに伸ばします。求める濡れ感に合わせて1プッシュずつ足していきます。」
2. 髪につける——「中間から毛先を中心に髪の内側から指を何度も通して髪全体になじませます。」
3. 動きをつくる——「根元から毛束を揺らしたり、つまんだりして動かします。」
ここで見落としやすいのが「ドライ状態で」という指定です。濡れた髪ではなく乾いた髪に使います。そして「1プッシュずつ足していく」。最初から3プッシュ出すのではなく、1プッシュで足りなければ足す、という順番です。
つける量で質感が変わります
公式マガジンにはこう書かれています。「髪につける量によっても質感が変わっていくので、お好みの『濡れ感』を探してみるのもおすすめ。」
これは実際そのとおりで、同じジェリーMでも1プッシュならほとんど自然、3プッシュならしっかり濡れ感が出ます。タイプを変える前に、まず量を変えてみる——これはサロンでもよくお伝えしていることです。
トップにつけるときのコツ
公式マガジンには「トップは手のひらをすべらせるようにしてつけるのがコツです。」という記載もあります。
ジェリーMは「トップからの軽やかな動き」が売りなので、ここは押さえておきたいところです。指を突っ込んでつけると根元がベタッとしやすいので、手のひらで表面をなでるくらいが正解です。
ミルボン ニゼル ドレシア ジェリーMクリームジェリー・美容室専売品
公式説明は「トップからの軽やかな動きを表現するクリームジェリータイプのスタイリング剤。」。90g/2,178円(税込)、エアレスポンプ式。ツヤ成分はゴールドキャンデリラとシュガースクワランの2種、ジェリーM固有のセット成分はスプリングフィットポリマー。香りはフルーティーフローラル。使い方は乾いた髪に1〜3プッシュ。美容室専売品です。
よくある質問
Q. 濡れた髪につけてもいいですか?
A. 公式の使用方法は「ドライ状態で」となっています。乾いた髪に使ってください。
Q. S・M・Hの文字は何を意味していますか?
A. 公式サイトに明記はありません。公式は「スタイリング力の違いによって3つのタイプから選べる」と説明しています。
Q. どのくらいの量から始めればいいですか?
A. 公式の目安は1〜3プッシュで、「1プッシュずつ足していく」と書かれています。まず1プッシュから試してください。
美容師からひとこと
スタイリング剤で失敗する原因のほとんどは「つけすぎ」です。ジェリーは公式が量の目安と足し方まで書いてくれているので、そのとおりにやれば大きく外しません。まずは1プッシュから。


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