シャンプーをして「さあドライヤーをかけよう」——その前にやっているタオルドライ、実は多くの方が間違ったやり方をしています。タオルドライを正しくするだけで、切れ毛・枝毛・ダメージが格段に減ります!美容師として、絶対に知ってほしい正しいタオルドライの方法を解説します。
なぜタオルドライがそんなに重要なのか
濡れた髪は、乾いた状態の髪に比べて非常に傷みやすい状態にあります。
濡れた髪の特徴
- キューティクルが開いている(水分を含んで膨潤した状態)
- 柔軟性が増すが、同時に摩擦に対して非常に弱くなる
- タンパク結合が一時的に緩んでいる
この状態でゴシゴシとタオルで拭くと、開いたキューティクルが削れ・欠け・剥がれて、切れ毛・枝毛・パサつきの原因になります。
NG!やってはいけないタオルドライ
✕ ゴシゴシこする
最も多いNGパターン。タオルと髪の摩擦でキューティクルが破壊されます。
✕ 頭をタオルでぐるぐる巻きにして絞る
髪が引っ張られ、切れ毛の原因に。タオルターバンを強く絞るのも同様。
✕ 粗いタオルを使う
ループ(パイル)が粗いタオルは引っかかりが多く、摩擦ダメージが大きい。
✕ 濡れたまま放置→後でドライヤー
雑菌繁殖の温床になり、頭皮臭・頭皮炎症の原因に。
正しいタオルドライの手順
Step1: タオルを頭皮に当て、軽く押さえて水分を吸収
まず頭皮の水分から取ります。タオルを頭皮に押し当てて「ポンポン」と吸い取る感覚で。絶対にこすらない。
Step2: 髪をタオルで包んで「挟み押さえ」
タオルを2枚折りにして、髪をサンドイッチするように挟み、軽く押さえます。毛先から根元に向かって順番に。
Step3: 残った水分はタオルで覆うだけ
タオルを頭に乗せた状態で自然に水分を吸収させる。ターバン状に巻くのはOKですが、きつく絞らないこと。
Step4: ドライヤー前に洗い流さないトリートメント
タオルドライが終わったら、すぐにアウトバストリートメントをつけてからドライヤーへ。
おすすめのタオル素材
マイクロファイバータオル(最強推奨!)
繊維が超細かく、髪に触れる面積が少ないため摩擦ダメージが極小。また吸水力が通常タオルの数倍高いため、短時間で水分を吸収できます。髪のためにマイクロファイバーへ投資することを強くおすすめします。
綿タオル(ふわふわタイプ)
パイルが細かく柔らかいものを選べば十分使えます。ゴワゴワした使い古しのタオルはNG。
タオルドライ後のドライヤー時間も短縮できる
正しいタオルドライで7〜8割の水分を取り除けば、ドライヤーの時間が大幅に短縮されます。ドライヤーの熱は髪のタンパク質にダメージを与えるため、使用時間を減らすことは髪の健康にとって重要です。
美容師からのメッセージ
「シャンプーを良いものにしたのにあまり変わらない」という方は、タオルドライのやり方を見直してみてください。良いシャンプーもタオルドライの段階でダメージを与えては意味がありません。
頭皮から毛先まで「優しく、丁寧に」——この意識が、健康な髪を育てる土台になります。今日から変えてみましょう!


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