「もう9月だし、日焼け止めは卒業かなって」
先日いらした50代のお客様が、そうおっしゃっていました。気持ちはよくわかります。日差しの照りつけ方も、汗のかき方も、8月とは違ってきますから。
ただ、紫外線の量そのものは、体感ほど大きく減っていません。気温は下がっても、紫外線の強さは9月いっぱい、真夏に近い状態が続きます。「涼しくなった=日差しも弱くなった」というのは、感覚のズレなんです。
この記事では、顔や体の話ではなく、分け目や頭皮に絞ってお話しします。以前、分け目の日焼けが秋の抜け毛につながる話をしましたが(こちらの記事)、今回は「じゃあいつまで対策すればいいのか」という、続きの話です。
頭皮は顔より紫外線の影響を受けやすい部位です。分け目は皮膚が直接むき出しになっていて、日傘や帽子のつばの角度によっては、顔よりも先に日差しを浴びていることがあります。それなのに、日焼け止めを塗る習慣があるのは顔や腕までで、頭皮まで気にする方はまだ少数派です。
「いつまで塗ればいいですか」とよく聞かれますが、私がお伝えしているのは、朝晩が涼しくなっても、日中に半袖で過ごせるうちは続けてくださいということです。気温を目安にするほうが、カレンダーの日付を目安にするより実感に近いはずです。
今日からできることを、3つお伝えします。
・分け目や頭頂部には、髪の上からでも使えるスプレータイプの日焼け止めを使う。クリームタイプだと髪がベタついて塗りにくいという方が多いです
・帽子は、つばが広いものを選ぶ。分け目にちょうど影を作れるかどうかで、日焼けの度合いがかなり変わります
・外から帰ったら、頭皮を軽くブラッシングして、皮脂や汗と一緒に紫外線を浴びた部分の汚れを落としておく
反対に、やらなくていいこともお伝えします。日焼け止めを塗ったからといって、洗浄力の強いシャンプーで念入りに落とす必要はありません。普段通りのシャンプーで十分落ちますし、必要以上にこすると、今度は頭皮の乾燥を招いてしまいます。
「もう秋だから」と対策をやめるタイミングは、気温が下がりきって、上着が手放せなくなる頃で十分です。もうしばらく、分け目と頭皮のことも、思い出してあげてください。
美容師のおすすめアイテム


コメント