「そろそろ縮毛矯正、かけた方がいいですよね?」
梅雨時や湿気の多い季節になると、こう聞かれることが増えます。うねりや広がりが気になる気持ちはよく分かりますし、縮毛矯正自体は決して悪いものではありません。ただ、正直に言うと、「もう少し待った方がいい」と感じるタイミングでご相談を受けることが、実はかなり多いのです。
縮毛矯正を急ぎたくなる本音
- 「湿気で広がる前に、早めに手を打っておきたい」
- 「一度うねりが気になり出すと、我慢できなくなる」
- 「周りが縮毛矯正をしていると、自分もした方がいい気がしてくる」
- 「思い立ったら、すぐにでもスッキリさせたい」
- 「予約が取りづらくなる前に、早めに済ませておきたい」
これ、全部よく分かります。ただ、髪と頭皮の状態によっては、今すぐ施術するより、少し準備期間を置いた方が、結果的に仕上がりも持ちも良くなることが多いのです。
「早すぎる」が良くない本当の理由
美容師として断言します。ダメージが蓄積した状態での縮毛矯正は、うねりを抑えられても、手触りや艶を犠牲にしてしまうことがあります。
直前にブリーチやカラーを繰り返していたり、乾燥やパサつきが気になっている状態のまま薬剤の強い施術を重ねると、うねりは伸びても髪自体がゴワついたり、切れ毛が増えたりすることがあります。「うねりは取れたけど、前より髪が傷んだ気がする」というお声を聞くのは、たいていこのパターンです。
ベストなタイミングを見極める3つの目安
目安①直近のカラー・ブリーチから間隔をあける
カラーやブリーチの直後は、髪の内部が特にデリケートな状態です。可能であれば2〜4週間ほど間隔をあけ、髪のコンディションを少し落ち着かせてから施術する方が、薬剤による負担を抑えられます。
目安②毛先のダメージ具合を確認する
毛先がパサついていたり、枝毛や切れ毛が目立つ状態は要注意です。まずは1〜2ヶ月ほどトリートメントで内部を補修してから施術に臨むと、仕上がりのなめらかさが変わってきます。
目安③「気になり始めた最初」ではなく「本格的に困る前」を狙う
うねりが気になり始めた瞬間に焦って予約するより、髪の状態を整えながら、本格的に湿気が強くなる時期の少し前を狙う方が、仕上がりも持ちも安定します。梅雨入りの1ヶ月ほど前が、一つの目安になります。
焦らないことが、一番の近道
「うねりが気になるから、とにかく早く」という気持ちはとてもよく分かります。
ただ、少しだけ準備の時間を取ることが、結果的に一番きれいな仕上がりへの近道になることが多いです。気になり始めたら、まずは今の髪の状態を一緒に確認させてください。

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