毛先の枝毛はなぜできる?切ってもまた増える理由

ケア基礎知識
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「毛先を切ってもらったばかりなのに、もう枝毛ができている気がします」——サロンでよく聞かれる質問です。実はこれ、多くの方が誤解しているポイントでもあります。今回は、枝毛がなぜできるのか、そしてなぜ切ってもまた増えてしまうのか、美容師の視点から詳しくお話しします。

枝毛の正体は「キューティクルの崩壊」

髪の毛は、内部のコルテックスを守るように、うろこ状のキューティクルが層になって覆っています。このキューティクルが摩擦や乾燥、熱ダメージなどによって剥がれ落ちると、内部のコルテックスがむき出しになり、繊維がほぐれるようにして毛先が裂けてしまいます。これが枝毛の正体です。一度裂けてしまった毛先は、トリートメントをしても元通りに接着することはできません。

切ってもまた増える理由

「毛先を切ったのに、また枝毛ができた」と感じるのは、実は当然のことでもあります。枝毛の原因となる摩擦や乾燥、熱ダメージといった要因そのものが変わらなければ、新しく伸びてきた毛先も、いずれ同じようにダメージを受けて裂けてしまうからです。つまり、枝毛を切ることは対症療法であり、根本的な原因にアプローチしない限り、いたちごっこが続いてしまいます。

枝毛を作りやすい日常の習慣

  • 濡れた髪のまま長時間放置する、または自然乾燥させる
  • タオルドライの際にゴシゴシと強く擦る
  • ブラッシングを毛先から根元に向かって強くとかす
  • アイロンやコテを同じ箇所に長く当てる
  • 紫外線対策をせずに外出することが多い

これらはどれも特別なことではなく、多くの方が無意識に行っている習慣です。実際、枝毛にお悩みのお客様の多くが、このうちいくつかに心当たりがあるとおっしゃいます。

今日からできる枝毛予防の工夫

①乾かし方を見直す

タオルドライは擦らず、髪を挟むようにして優しく水分を吸い取ります。その後はできるだけ早くドライヤーで乾かし、生乾きの状態を長く続けないことが大切です。

②ブラッシングの向きを変える

毛先のもつれは、まず毛先から少しずつほぐし、根元に向かって全体をとかすようにします。根元から一気にとかすと、もつれた部分に負担がかかり、切れ毛や枝毛の原因になります。

③熱と紫外線から髪を守る

アイロンやコテを使う際は、同じ箇所に何度も熱を当てないようにし、可能であれば洗い流さないトリートメントで熱から髪を保護します。外出時は帽子や日傘、UVスプレーなどで紫外線対策をすることも、キューティクルを守るうえで効果的です。

それでもできてしまった枝毛への対処

予防を心がけていても、毛先は日々の生活の中で少しずつダメージを受けていくものです。すでにできてしまった枝毛は、無理に引きちぎったりせず、サロンでのカットで整えるのが一番です。定期的に少しずつ毛先を整えることで、ダメージが蓄積した毛先を残さず、髪全体の印象も明るく見えるようになります。

まとめ

枝毛は、切ることよりも「作らない習慣」を意識することが本質的な対策です。乾かし方、ブラッシングの向き、熱や紫外線からの保護——これらを少し見直すだけで、毛先のコンディションは大きく変わってきます。切っても増えると感じている方こそ、一度日々の習慣を振り返ってみてください。

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