髪が細くてペタンとしやすい「猫っ毛」。朝セットしてもすぐにぺたんこになる、ボリュームが出ない、夕方には根本がべったりしてしまう…。そんな悩みを持つ方に朗報です。実はシャンプーを変えるだけで、ふわっとしたボリューム感を出しやすくなります。今日は猫っ毛・ぺたんこ髪の原因から、ボリュームアップに効くシャンプーの選び方まで、美容師の立場から徹底解説します。

猫っ毛・ぺたんこ髪になる原因
猫っ毛は毛髪の太さが細く、コシやハリが出にくい髪質のことです。毛の太さは遺伝的な要因が大きいですが、後天的な要因として「頭皮環境の悪化」「頭皮の皮脂過多」「栄養不足」「加齢」なども影響します。特に皮脂が多い頭皮は、根本の髪が皮脂によって重くなり、ペタンとしやすくなります。また、コーティング成分(シリコン)が過剰に蓄積すると、髪が重たくなりボリュームが出にくくなります。これが「シャンプーを変えると改善する」理由のひとつです。
猫っ毛に避けるべきシャンプーの特徴
猫っ毛・ぺたんこ髪の方が絶対に避けるべきシャンプーがあります。まず「しっとり系・重め仕上がりのシャンプー」です。乾燥毛向けの高保湿シャンプーは、細い髪に重みを加えてボリュームをさらに潰してしまいます。次に「シリコン過多のシャンプー」。シリコンは髪をコーティングしてツヤを出す成分ですが、細い髪に使いすぎると蓄積してペタンとした仕上がりになります。また「トリートメント成分が多いシャンプー(2in1タイプ)」も猫っ毛との相性が悪く、ボリュームが出にくくなります。
ボリュームアップに効くシャンプー成分
猫っ毛・ぺたんこ髪におすすめの成分があります。まず「ケラチン系タンパク質」。髪内部を補強してコシ・ハリを与えます。「パンテノール(プロビタミンB5)」は髪の弾力と強度を高め、ボリュームが出やすくなります。「ビオチン(ビタミンB7)」も毛根を強化してハリのある髪を育てる効果があります。「海藻エキス・海洋性コラーゲン」は頭皮の環境を整えながら、髪の根元に力を与えます。また、「スカルプ成分(ミント・メントール・ティーツリー)」が入ったシャンプーは頭皮をすっきりさせ、根元を立ちやすくする効果があります。
ノンシリコンシャンプーは猫っ毛に向いているか
「猫っ毛にはノンシリコンシャンプーが良い」とよく言われますが、これは半分正解・半分不正解です。確かにシリコンが過剰に蓄積するとボリュームが出にくくなりますが、ノンシリコンでも保湿成分が多すぎると重くなります。重要なのは「ノンシリコンかどうか」より「全体的な処方の軽さ」です。軽い質感のアミノ酸系シャンプーで、コーティング成分が適度に含まれているものが理想です。また、頭皮の皮脂をしっかり落とせる適度な洗浄力も必要です。根元にボリュームを出すには、頭皮の余分な皮脂を除去することが大切です。
洗い方の工夫でボリュームアップ
シャンプーの選び方と同様に、洗い方の工夫でもボリュームは変わります。まず、根元を中心にしっかり洗うことを意識してください。毛先よりも頭皮と根元に注目した洗い方がボリュームアップの鍵です。また、すすぎの際は頭を下に向けて根元を持ち上げながら流すと、自然と根元が立ちやすくなります。ドライヤーの使い方も重要で、根元を持ち上げながら下から風を当てるとボリュームが出やすくなります。最後に冷風で仕上げると、ふんわり感が長続きします。
まとめ|猫っ毛はシャンプーで変えられる
猫っ毛・ぺたんこ髪は遺伝的な部分もありますが、シャンプー選びと洗い方を工夫することでボリュームアップは十分に可能です。軽い処方のシャンプーでしっかり頭皮を洗い、根元に栄養と空気感を与えることが大切です。美容師として、「ボリュームが出ない」と悩むお客様の多くがシャンプーを変えるだけで改善しています。ぜひ今日から、あなたの猫っ毛を活かすシャンプー選びをスタートしてみてください。
ZACC監修・シャンプー&トリートメント


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